Nikon ＳＰ
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| 日本光学工業レンジファインダー機の最高機種。ライカＭ３の対抗機種として1957年に登場したが、高価だった。時代も一眼レフに移ってしまいあまり売れなかったようで製造台数も少ない。ペイントがはげ、下地の真鍮がでて風格が漂っている。最近、酒田の土門拳記念館にあるＳＰとシリアルナンバーがごく近いことを知った。レンズは35㎜ Ｆ1.8でＳＰに一番ぴったりする。 |
NIkon ＳＰ 後期型
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105mmF4.5を付けたSP。このレンズはマウンテンニッコールと呼ばれ軽量でよく写る。24.5mmの可愛いフードや、UVフィルター、キャップなど『Ｆ』用レンズと共用だが、『Ｓ』用のレンズはＦ用よりずっと少ない。 |
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| 1964年から65年にかけて再生産した最終ロットと思われる。シャッター幕はチタン。セルフタイマーレバーはニコンＦと同じ。フイルム巻き上げレバーはソリッドの打ち抜き。レンズは5㎝ ｆ 1.4 。このレンズもナンバーから最終ロットに近いものでは？ この年は東海道新幹線が開通、東京オリンピックに沸いた。 |
写真工業1957年11月号 特集Nikon ＳＰ
| 写真工業1957年11月号はニコンＳＰの特集。更田正彦の解説が巻頭グラビア８ページ。北野邦雄が｢ニコンＳＰを見て｣を掲載。北野はＭ３ライカのようにレンズを交換すると自動的にファインダーフレームがでるが、いちいち上部でダイアルを回して合わせるのは便利でない。28、35㎜ファインダーは自動でパララックスは補正されないと述べ、ジェットエンジン時代に改良型プロペラエンジンを押し付けられたような感じ、と書いている。 |